フランスのル・マン市で6月中旬に行われる24時間耐久レース1923年に第一回が開催されたが、その歴史と伝統は他の自動車レースの追随を許さず、一流ドライバーたちが「一度は出場したいレース」としてあげる、究極のスポーツカーレースである。レース形式は、24時間つまり丸一日の間休むことなく車を競争させて、結果的に「どの車が一番多くの距離を走ったか」を争う、というもの。しかし、24時間を走りきるには車の「速さ」はもちろん、エンジンや各パーツの「耐久性」や、夜間走行にも優れた一流のドライバー、迅速にトラブルに対応できるエンジニアやメカニック、そしてチーム監督の緻密な「ピット戦略」など、総合的なバランスが重要なレースといえる。さらにル・マンの特色としては、レース開催の時だけルマン市の公道を使った世界最長13.605kmのコースであること、そして自動車メーカーの威信をかけたワークスチームと、こつこつと手作り感覚でマシンを作り上げ予選を通過して参加してくるプライベーターチームとが同時に走っているということがあげらる。